こんにちは、カズオです。
本日はスパロボXについて、プレイして2周クリアしたのでその感想と全体を通しての評価、どんな人におすすめかを書いていきたいと思います。
購入すべきか悩んでる方の参考にしていただければ幸いです。
- スパロボXって面白いの?
- どんな風に面白いの?
- 買っても損しない?
「スパロボX」基本情報
まずは基本情報を確認していきましょう。
- タイトル
スーパーロボット大戦X - 発売日
2018年3月29日(Nintendo Switch/Steamは2020年1月10日) - ジャンル
シミュレーションRPG - 対応機種
PlayStation4/ PlayStationVita/Nintendo Switch/Microsoft Window
2020年に入ってからNintendo Switch版とSteam(Microsoft Window)版がリリースしていますね。
まだまだプレイできる旬なゲームと言えそうです。
私の場合、かなり昔のゲームもプレイするので、周囲からはまだそのゲームやってるの?とか言われますね笑
中古ゲームって安くても面白いものは面白いので、結構お買い得だったりしますよね。
「スパロボX」参戦作品
ここでは参戦作品を確認していきましょう。
この中に好きな作品はありますか?
- 無敵鋼人ダイターン3
- 聖戦士ダンバイン
- 聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler Dunbine
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
- 機動戦士ガンダムF91
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- ガンダム Gのレコンギスタ
- 魔神英雄伝ワタル
- 勇者特急マイトガイン
- コードギアス 反逆のルルーシュ R2
- バディ・コンプレックス
- バディ・コンプレックス 完結編 –あの空に還る未来で–
- クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
- マジンカイザー(オリジナル版)
- 真マジンガー 衝撃! Z編
- 真マジンガーZERO vs暗黒大将軍
- 天元突破グレンラガン
- 劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇
- ふしぎの海のナディア
※初参戦作品は赤文字
今回は5作品が初参戦となっています。
魔神英雄伝ワタルとか、ついにきたかって感じですよね。
すいません、年代がばれちゃいますよね(笑)
今回は前回登場していたエヴァ、ガンダムSEED、ダブルオー、ゲッターロボ、フルメタ等はお休みです。
ちょっとその辺は残念でしたね。私は上記の作品はどれも大好きなので。
まあその分、今回は初参戦のワタルとバディコンが楽しませてくれます。
「スパロボX」あらすじ
主人公(男性or女性)は相棒の魔法生物ホープスと共にゼルガードのパイロットとして異世界アル・ワースの術士として旅をしていた。
主人公とホープスは異世界から「救世主」として招かれた戦部ワタルを助けることになり行動を共にすることになる。
ワタルと行動を共にするうち、様々な異世界の人々と知り合い、集った戦士たちとともに「エクスクロス」を結成し、力を併せてアル・ワース崩壊の脅威に立ち向かっていく。
そしてアル・ワースの真実に迫っていくことになる・・・。
「スパロボX」ストーリーの感想
ここからはストーリーに関して私が実際にプレイして感じた感想を書いていきたいと思います。
基本設定はファンタジー
今回のストーリーは結構ファンタジー系です。
主人公が魔法使えちゃいますからね笑
でも、私としてはスパロボでファンタジー寄りなのが新鮮で楽しめました。
ただ、今回はスパロボの中でもめずらしく宇宙ステージが少ないです。
魔法が存在する異世界アル・ワースが中心のストーリーなので、地上ステージが多くなっています。
その意味で私の好きなガンダム系が若干活躍の場面が少ないのが寂しいところではあります。
初参戦作品のストーリーは素晴らしい
初参戦作品のストーリーはどれも素晴らしいです。
魔神英雄伝ワタルからはじまり、初参戦作品はどれもメインのストーリーに絡んでくる内容で、非常に楽しめました。
個人的にはバディ・コンプレックスのストーリーが良かったですね。
バディコンはアニメの話数は少ないけれど内容が濃い話なので、本作でも良い感じにわくわくさせてくれる展開にしてくれます。
本作のストーリーは前作のVと比較してSF要素が物足りないので、その部分を補う形になっています。
Gのレコンギスタもメインとしてしっかりストーリーに絡んできてくれます。
機体性能も抜群なので、ファンでなくても使いたくなりますね。
これら3作品が中心となるゲームはなかなかないと思うので、「ワタル」「バディコン」「Gレコ」のファンであればプレイした方が良いと思います。
ちなみに、今回は一番面白いと感じたバディコンのアニメの感想の記事も別のブログで書いていますので、興味あれば読んでみて下さい。
オリジナルのストーリーは一部刺激不足であるがおおむね良し
オリジナルストーリーは設定自体がファンタジーなので、世界(アル・ワース)がどういう存在なのかという根本的なことがわからないまま終盤まで進んでいきます。
この世界の成り立ちそのものが謎であり、ここが明かされるにつれて一気にストーリー全体の核心に迫っていきます。
機械と魔法が入り乱れる内容は少年の心を思い出させてわくわくさせてくれます。
ただ、ファンタジーに寄っているせいでSF的な面白さは従来よりも少ないと感じました。
今回も色々な世界や時代を超えて仲間が集結するわけですが、謎が解ける際にSF的な謎解き(手段や理論の追求)ではなく、なぜそうなったかという動機の追求に重きが置かれています。
とはいえ、ファンタジーと割り切れば思いっきり楽しむことができます。
- 初参戦のストーリーが面白い
- オリジナルストーリーがファンタジーで新鮮
- SF要素の期待しすぎは禁物
「スパロボX」システムの感想
ここからはシステムの感想について書いていきたいと思います。
快適な戦闘システムと惹きつけるアニメーションが良い
今回も安定・快適のシステムです。
前回Vで小隊制の廃止、精神コマンドが戦闘直前でも使え、検索も簡単にできるようになりましたが、今作のXでも引き続きそのシステムを採用しています。
精神コマンドについては快適な反面、難易度が低下しているという難点もありますが、なによりコマンド選びのストレスがないのが良いです。
また、マップ上で原作再現アニメーションが始まることがあるのですが、それが素晴らしいです。
そのアニメに入り込んだ気になります。
これは今後も続けてほしいですね。
また基本的にはVを踏襲しているものの、戦闘アニメーションについては一部パワーアップしています。
特に私はνガンダムのフィン・ファンネルとフル・オールレンジ・アタックのアニメーションがVの時と比べてパワーアップしていたのが良かったです。
ちなみに今回はHi‐νガンダムが登場します。
隠しでナイチンゲールもでますので、ガンダムファンは絶対やった方が良いです。
スキルプログラムが優秀
Vから続くシステムですが、TacPというポイントを使って、パイロットにスキルを習得させたり、各ステータスを強化したりすることができます。
ちなみにこのポイントは強化パーツの購入にも使用できます。
実はこれが非常に便利で、ポイントは誰にでも使えますし、誰が取得したかは関係ありません
スパロボZの時のように、あとから加入した人が取得したポイントがあまりなくて能力付けられない、なんてことがありません。
私が大好きなシャア・アズナブルは今回はきちんと仲間になりますが、いつものスパロボだと中盤~終盤に仲間になることが多くて、パイロット自身をあまり強化できないなんてことが起きます。
まあ、シャアの場合は仲間にならないことも結構ありますけどね笑
でもこのシステムではポイントさえあれば、仮に終盤に加入しても、スキル取得と能力強化をすることができます。
今回のXで初登場したスキルが3つあります。
- 先制攻撃
出撃時に精神コマンド「不屈」「突撃」「加速」がかかる - レスキュー技能
コマンド「修理」の使用範囲が隣接マス+1になり、HPを回復させる量が1.5倍になる。また、機体移動後に「補給」が使用できる - ラッキースター
出撃時、精神コマンド「幸運」がかかる
このうち、先制攻撃は非常に優秀です。しかも簡単に取得できるのでおすすめです。
また、レスキュー技能も、いつもなら修理と補給でそれぞれ別のスキルを取得しなくてはいけないのですが、一緒になりました。
細かいですが、うれしいですね。
これでファさんが乗るメタスが大活躍!
しそうですが、今回はそうでもなかったです笑
まさかのタスク(クロスアンジュ)が大活躍なので笑
おすすめの機体とかはまた別の記事で書ければいいかなと思っています。
Exアクションの戦略性が高い
「Exアクション」は、各ユニットが持つ「エクストラカウント」を消費することで特殊な行動をすることができるシステムです。
敵を倒したりレベルアップしたりするとポイントが貯まります。
ちなみに、今回は5つのアクションが用意されています。
- ブーストダッシュ
移動力+2、さらに地形による移動力の低下が無視される - ダイレクトアタック
一度だけ相手の防御に関する特殊能力や特殊スキル、自機より大きいサイズの機体に攻撃する際のダメージ減少を無効化する - トリックアタック
一戦闘だけ自機のEN、弾数を消費せずに攻撃できる - スマッシュヒット
1ターンの間、攻撃が確実にクリティカルになる - マルチアクション
次の攻撃で敵ユニットを撃墜すると、もう一度行動できる
スパロボVの時は4種類でしたが、今回は新たに「トリックアタック」が追加されています。
ただ、私はトリックアタックはほとんど使いませんでした笑
システムとしてはExアクションがあることにより、単純に全機体を前に出して戦うというだけでなく、好きな機体に大暴れさせるといった戦略もとれるようになります。
気軽に周回しやすくなった
スパロボといえば周回プレイですが、今回は前作よりも改善されているポイントがあります。
まずは今回の引継ぎ項目を確認していきましょう。
- 資金(2周目以降100%)
- TacP(2周目以降100%)
- 撃墜数(2周目以降100%)
- 強化パーツ(2周目5個、3周目10個・・・)
- スキルプログラム(開発状況のみ)
- Magicカスタマイズ
まず、これは前回からですが資金とTacP、撃墜数が100%引継ぎです。
特に前作のVから資金とTacPがそのまま引き継がれるので、かなり周回しやすくなりました。
また、スーリー上も分岐が2つなので、2周すればおおむねすべてを味わえるということになります。
もちろん、3周目の15段階改造、4周目の特典強化パーツも用意されているので、ガッツリ何周もプレイできるようにもなっています。
私の場合、さすがに好きなゲームとはいえ同じゲームを3周するのは苦手だったんですよね・・。
時間が限られている社会人にはちょっときつかったですね
過去作についてはストーリーを全て体験したかったので、リセットしたりして3分岐ともやりましたが、ちょっとそれも面倒ですよね。
そのことから、V以降のこの2周目に気軽に入れるシステムは気楽でいいなと個人的には感じます。
MagicカスタマイズはGRADEで取得した内容がそのまま引き継がれます。
3種類あるので、3周で全取得となります。
そしてここが今作から新しく導入されたポイントですが、TacPの引継ぎは使ったTacPを全て還元して引継ぐか、スキルプログラム修得分は保持したまま引継ぎかを選択できるようになりました。
- TacPを全て引継ぐ
獲得したTacPを使った分も含めてすべて還元して引き継ぐ - スキルプログラム修得分は保持したまま引継ぎ
スキルプログラムで習得したスキル(ヒット&アウェイ等)や能力強化(射撃+〇〇とか)はそのままに、残りの分を還元して引き継ぐ
というものです。
これにより、毎回大量のスキルプログラムを覚えさせ直す作業が必要なくなりました。
また、そのキャラの初回登場時に前の周で覚えさせているものがそのまま引き継がれるので、登場したステージでそのまま活躍させることができます。
新たなモードが増えて楽しめる要素が増加も、全体の難易度は低い
今回は下記三種類のモードを選択できます。
- ビギナーモード
シミュレーションゲームが特に苦手な人向けのモード
SRポイントの獲得条件は無し
難易度は「ノーマル」固定 - スタンダードモード
万人におすすめの基準となるモード
シナリオ毎にSRポイント獲得のための特殊条件が存在する
難易度はSRポイントの獲得状況に応じて「ノーマル」と「ハード」で変化する - エキスパートモード
熟練プレイヤー向けのモードで、敵の改造度などがスタンダードモードよりも高く設定されている
リトライ無しでシナリオをクリアすることでSRポイントを獲得
難易度はSRポイントに関係なく難易度「ハード」固定
今作では新たな試みとして「エキスパートモード」が追加されました。
これは敵の改造度が高く設定された状態の代わりに、リトライすることなくそのステージのシナリオをクリアすればSRポイントを獲得できるというものです。
実はこれ難しそうに感じますが、いざやってみるとただ負けずにクリアすれば良いということなので、ターン数等の細かいSR獲得の条件がないので、慣れている人はむしろ簡単ではないかと感じました。
ですので、私の個人的なおすすめはスタンダードモードです
また、難易度については結構低いです。
これは最近のスパロボはそういう流れなので、それはそれで良いと思うのですが、敵の数が少ない気がします。
1周目に全員エースにしようとすると敵の数が足りなくて難しい(できない?)です。
終盤でもそれほど敵が多くなるわけではないので、出撃枠を全部使って出撃させると味方が結構暇したりします(笑)
一応、2周クリア時点で私は全員グレートエースにできました。
まあもう少し難易度が高くても面白いだろうなーとは思います。
ただ、前にあった改造縛りとかは面白くないので、そういう方向はやめてほしいですよね。
とにかく当たるか当たらないかの運ゲーみたいなのをプレイヤーは求めてるわけではないと思うので。
- 戦闘システムは快適でアニメもパワーアップして良い
- スキルプログラムは好きなキャラを好きなタイミングで強化できるので優秀
- Exアクションがあることで戦略性が増している
- 周回しやすい仕組みなので、気軽に2周目に突入できる
- 新たなモードが追加されたが、難易度は低く、敵の数も少ない
音楽の感想
スパロボはやっぱり音楽も大事な要素ですよね!
私の率直な感想を書いていきます。
初参戦作品はどれもカッコいい
初参戦作品はどれもカッコいいです!
特にバディコンの曲はどれも良いですね!
さらにサウンドエディションだと実際の楽曲が複数収録されていて、どれも良い曲なので設定するだけでも迷っちゃいます。
オリジナルは微妙
私は微妙だと感じました。
特に男性主人公の戦闘曲はしっくりこなかった・・・。
女性主人公の戦闘曲は機体パワーアップ後は良いんですが、最初の戦闘曲がちょっと印象に残らなかったですね。
第3次Zとかは主人公機がパワーアップするにつれてどんどんカッコいい曲が出てきたので、曲が少ない+あんまり熱くならない・・って感じでしたね。
あとはXに限った話ではないんですが、ずっと使いまわされている曲とかが結構あるので、前作以前の違うシーンを思い出しちゃったりすることもあるので、そこは今後改善してほしいところではあります。
まあでも曲は好みなので、あまり文句は言えないんですけどね笑
オリジナルの曲はさておき、版権作品の曲はどれも素晴らしいですし、サウンドエディションなら主題歌、挿入歌も収録されていて、めちゃ熱いですしね。
どうせ買うなら『プレミアムアニメソング&サウンドエディション』(PS4)がおすすめです。
- 新規参戦はどれもカッコいい
- オリジナルはこれまでの作品に比べてインパクト不足
- サウンドエディションはめちゃ熱い
「スパロボX」はどんな人におすすめか
ここまでスパロボXの私の感想と評価を語ってきました。
それではどんな人にこのゲームはおすすめなのか、私なりにまとめました。
下記に該当する方は買っても損しないゲームだと思います。
- スパロボのファン
- 「ワタル」「バディコン」「Gレコ」のファン
- 昔スパロボやっていたけど、少し離れていた人
- スパロボやったことないけど、ちょっと興味ある人
スパロボのファン
スパロボのファンは間違いないです。
これまでの作品と遜色ない完成度と初参戦の作品の面白さがあるので、期待は裏切らないと思います。
というより、すでにプレイ済みですよね笑
「ワタル」「バディコン」「Gレコ」のファン
「ワタル」「バディコン」「Gレコ」のファンの方はぜひ買った方が良いです。
それは、全体を通してストーリーの中心ということもありますし、それぞれの機体も強くて最後まで活躍できます。
なかなか他にこんなゲームないと思うので、上記3作品のファンの方はプレイするべきだと思います。
昔スパロボやっていたけど、少し離れていた人
昔スパロボをやっていたけど少し離れていたという方にはスパロボXはおすすめです。
久しぶりにやってみると、より快適になったシステム、進化したアニメーションで楽しくプレイができるはずです。
スパロボの進化をぜひ感じてみてください。
スパロボやったことないけど、ちょっと興味ある人
スパロボをやったことはないけど興味があるという方にもスパロボXはおすすめです。
システムの感想の際に書きましたが、本作は難易度は低いです。
そういった意味では初心者の方でも楽しめる作品であると思いますし、システム自体は難しいものではないので、それほどハードルは高くないはずです。
もし興味がある方は手を出してみてはいかがでしょうか。
「スパロボX」評価まとめ
ここまでスパロボXの私なりの評価とどんな人におすすめかを語ってきました。
最後にその内容をおさらいします。
- ストーリーはファンタジー寄りだが面白い。ただ、SF的な展開はそれほど多くないので要注意。初参戦作品のストーリーはどれも面白い
- システム面は戦闘、アニメーション、周回システムなど、非常によくできている。一方で難易度がシリーズの中でも低い
- 音楽は初参戦作品はどれも良い、一方でオリジナルは若干微妙。サウンドエディションならば歌も収録されていて激アツ
- スパロボのファンはもちろん、初参戦作品のファン、しばらくスパロボやってない人、スパロボやったことないけど興味ある人にはおすすめ
いかがでしたでしょうか。
私としてはスパロボXは本当によくできたゲームで、買ってよかったと思っています。
個人的には実際の主題歌や挿入歌が収録されている「プレミアムアニメソング&サウンドエディション」の購入をおすすめします。
通常版も十分面白いですが、やはり歌声が入っていることでより熱さを感じることができるのでおすすめです。
今回の記事でスパロボXに興味を持っていただいて面白さに触れる方が少しでもいらっしゃれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。