

Switch2って従来のSwitchと何が違うの?



Switch2は従来のSwitchと大きく異なる点がいくつかあります
その違いをあまり理解しないまま購入すると、購入後に後悔する可能性があります。
本記事では、「Switch2」と従来の「Switch」における機能・スペック面の違いを詳細に分析し、実際の使い心地やゲーム体験の違いを徹底的に解説します。
ぜひその違いをしっかり認識し、後悔のない選択をしましょう!
- 「Switch2」と「Switch」の違いは何?
- 「Switch2」は何ができるの?
- 「Switch2」は買う価値ある?
- 「Switch2」はどんな人が買うべき?
「Nintendo Switch2」とは


「Nintendo Switch2(スイッチ2)」は、2017年に登場した初代「Nintendo Switch」から8年の進化を経て、あらゆる面でアップグレードされた次世代ハードです。
本記事では、両モデルの違いを深く掘り下げて比較し、スペック、グラフィック、操作性、ゲーム体験、互換性、新機能、価格といったすべての観点から解説していきます。
最後まで読んでいただければ、すべての違いを把握し、「Switch2」が自分にとって購入する価値があるのかが明確になるでしょう。
「Switch2」と「Switch」のスペック・価格比較
ここでは、「Switch2」と「Switch」の価格も含めったスペックを一覧表にまとめました。
詳細は次の項から詳しく解説するので、現時点ではなんとなくの違いを認識いただければと思います。
項目 | Nintendo Switch2 | Nintendo Switch |
---|---|---|
発売年 | 2025年 | 2017年 |
画面サイズ | 7.9インチ液晶 | 6.2インチ液晶 |
解像度 | フルHD(1920×1080) | HD(1280×720) |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大60Hz |
TV出力 | 最大4K(60fps) | 最大1080p(60fps) |
CPU | Nvidia Tegra T239(8コア) | Nvidia Tegra X1(4コア) |
GPU | Ampere GPU(1,536 CUDAコア) | Maxwell GPU(256 CUDAコア) |
RAM | 12GB(LPDDR5X) | 4〜6GB(LPDDR4) |
ストレージ | 256GB(UFS 3.1) | 32GBまたは64GB(eMMC) |
microSD | Express(最大2TB) | microSDXC(最大2TB) |
USBポート | USB-C×2(上下) | USB-C×1(下部) |
音響 | 5.1chサラウンド対応 | ステレオスピーカー |
通信 | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3 | Wi-Fi 5 / Bluetooth 4.1 |
価格帯(税込) | 49,980円〜69,980円 | 32,978円〜37,980円 |
中古流通価格 | 約44,000円〜 | 約20,000円台〜 |
簡単に総括すると、Switch2は性能面でほぼすべての項目において初代Switchを上回っており、ゲーム体験の質が劇的に向上しています。
「Switch2」と従来の「Switch」との違い


ここからは「Switch2」の具体的な性能の違い、そして実際のゲーム体験の違いに迫っていきます。
以下の点について従来の「Switch」と大きく異なっています。
- ディスプレイと画質の向上
- CPU・GPU性能の大幅強化とリフレッシュレートの向上
- ストレージ容量と拡張性の向上
- Joy-Conの改良と新機能の搭載
- TVモードでの4K出力対応とドックの進化
- 新機能「ゲームチャット」と内蔵マイクの搭載
- バッテリー性能と携帯性の進化
- 発熱・ファン音の最適化と静音性向上
- 本体の利便性向上
それぞれについて詳しく解説していきます。
ディスプレイと画質の向上


「Nintendo Switch 2」では、ディスプレイと画質が大幅に向上しています。
主な進化ポイントは以下の通りです。
- ディスプレイサイズの拡大
画面サイズが従来の6.2インチから7.9インチに拡大され、より大きな画面でゲームを楽しめるようになりました。 - 解像度の向上
携帯モードでの解像度が1280×720ピクセルから1920×1080ピクセル(フルHD)に向上し、より鮮明な映像を楽しめます。 - HDR対応
高ダイナミックレンジ(HDR)に対応し、明暗差の表現が豊かになり、リアルな映像を実現しています。
このように、「Nintendo Switch 2」は前モデルと比べて大幅に画質が向上し、より没入感のあるゲーム体験ができます。


その一方で薄さは変わらず、持ちやすさは損なわれていません。
ですので、スイッチらしい気軽に楽しめるという部分はしっかり健在です。
CPU・GPU性能の大幅強化とリフレッシュレートの向上


「Nintendo Switch 2」では、NVIDIA社製の最新カスタムプロセッサーを採用し、前モデルと比べてグラフィックス性能・処理能力が劇的に向上しています。
また、リフレッシュレートも向上しており、動きの速いゲームでも滑らかな映像を楽しめます。
これにより、特にオープンワールドゲームやアクションゲームのプレイが格段に快適になりました。
詳細は以下の通りです。
- NVIDIAのDLSS技術の採用
NVIDIAのDeep Learning Super Sampling(DLSS)技術を採用し、AIによる高品質な画像アップスケーリングを実現しています。 - リフレッシュレートの向上
最大120Hzのリフレッシュレートに対応し、動きの速いゲームでも滑らかな映像を楽しめます。 - 可変リフレッシュレート(VRR)対応
可変リフレッシュレートに対応し、画面のティアリングやスタッタリングを軽減します。
ストレージ容量と拡張性の向上


本体ストレージが従来の32GBから256GBの高速UFSストレージに大幅増量しました。
さらに、microSD Expressを使用すれば最大2TBまで拡張可能になり、多くのゲームやデータを安心して保存できます。
これにより、多くのゲームをダウンロードすることができ、ストレージ不足に悩むことも大幅に減ることになります。
Joy-Conの改良と新機能の搭載


「Nintendo Switch 2」の新型コントローラー「Joy-Con 2」は、従来のJoy-Conと比較し、大きく進化を遂げています。
主な改良点と新機能は以下の通りです。
- マグネット式の装着
従来のスライド式からマグネット式に変更され、着脱が容易になりました。 - サイズの大型化とデザインの改良
本体サイズの拡大に伴い、Joy-Con 2も一回り大きくなり、握りやすさが向上しています。 - アナログスティックの改良
サイズが大きくなり、耐久性と操作性が向上しています。 - SL/SRボタンのサイズアップ
サイズが大きくなり、押しやすくなりました。 - L/Rボタンのサイズアップ
長く大きくなり、操作性が向上しています。 - Cボタンによる新機能の追加
右側のJoy-Conに新設されたボタンで、「ゲームチャット」機能を起動し、ゲーム中にフレンドとボイスチャットが可能です。 - マウス操作の機能追加
Joy-Con 2を平らな面に置くことで、マウスとして使用できる機能が追加され、特定のゲームでの操作性が向上しています。 - 振動機能の進化
新しいHD振動2により、よりリアルな触感を味わえます。 - IRカメラの廃止
初代Joy-Conに搭載されていたモーションIRカメラは、Joy-Con 2では非搭載となりました。
もともとJoy-Conについてはその画期的な使い方の一方で、パーツの小ささによる使いづらさや耐久性の低さ等で賛否が出ていました。
このJoy-Conが改良されたことにより、さらにゲームプレイ時の快適性が向上したといえるでしょう。
TVモードでの4K出力対応とドックの進化


「Nintendo Switch 2」は従来の1080p出力から、最大4K(3840×2160ピクセル)での出力に対応となりました。
さらに新ドックには冷却ファンを内蔵し、熱処理性能を向上させています。
- 解像度が最大4Kに進化
従来の1080p出力から、最大4K(3840×2160ピクセル)での出力に対応。本体を「Nintendo Switch 2 ドック」からテレビに接続すれば、最大4Kの画面解像度で映像を楽しめます。 - ドックに冷却ファン内蔵
ドックには冷却ファンを内蔵したことで発熱を抑え、安定した性能を引き出すことができます。 - テレビとの接続がより便利に
対応しているテレビであれば、本体の電源を入れると自動でテレビの電源もONに。入力切り替えも自動で切り替わる「CEC」に加え、Switch2では「ALLM」にも対応。
新機能「ゲームチャット」と内蔵マイクの搭載


「Nintendo Switch 2」では、新機能の「ゲームチャット」を搭載されました。
本体には内蔵マイクも搭載され、最大12人のフレンドとのボイスチャットが可能になっています。


また、ゲーム画面の共有も可能で、最大4人で同時に画面共有が行える等、コミュニケーション面で大きく進化しています。
主な進化ポイントは以下の通りです。
- Cボタンによる簡単起動
右側のJoy-Con 2に新設された「Cボタン」を押すことで、ゲーム中でも即座にゲームチャットを開始できます。 - 内蔵マイクによるクリアな音声
本体に内蔵されたマイクを使用し、周囲の雑音を自動で除去して、クリアな音声でフレンドとボイスチャットが可能です。 - 最大12人との同時チャット
離れた場所にいる最大12人のフレンドと、ゲームをプレイしながら同時にチャットを楽しめます。 - ゲーム画面の共有
チャット中に自分のゲーム画面をフレンドと共有でき、同じゲームを一緒にプレイしたり、異なるゲームを紹介し合うことが可能です。 - ビデオチャット対応
別売りのNintendo Switch 2 カメラなどのUSBカメラを接続することで、ビデオチャットが可能となり、フレンドと表情を共有しながらゲームを楽しめます。
これらの機能により、Nintendo Switch 2では、フレンドとのコミュニケーションがこれまで以上に手軽で楽しいものとなっています。
バッテリー性能と携帯性の進化


Switch2は5,220mAhのバッテリーを搭載しています。
消費電力の増加に対応するため、以下のようなチューニングが施されています。
- 軽量ソフト:約6.5時間稼働
- 重量級3Dタイトル:約3.5〜4時間
- 急速充電に対応し、30分で約50%回復
- USB-C×2により、充電しながら周辺機器も利用可能
- モバイルバッテリーとの相性も良く、外出先でも安心
このように、バッテリー容量と性能が向上しています。
その一方で、ゲーム自体の機能が向上していることにより、消費電力も大きくなっているため、体感としては従来のSwitch(有機ELモデル)と同等かそれ未満の印象です。
発熱・ファン音の最適化と静音性向上


「Switch 2」では、発熱とファン音に関する設計が大きく最適化され、静音性が従来機種よりも向上しています。
これは新型チップ(SoC)の採用による省電力化・低発熱化と冷却システムの改良により実現しています。
Switch 2 | Switch | |
---|---|---|
チップ | 次世代Tegra(7nm/5nm) | Tegra X1 (20nm) |
発熱 | 低めに最適化 | 高め |
冷却方式 | 冷却効率の高い新構造 | 単一ファン + 簡易ヒートパイプ |
ファン音 | 高負荷でも静音 | ゲーム中にやや目立つ |
静音性 | 大幅に向上 | 中程度 |
特に、携帯モードでの使用時には、その感じられる熱さと音においてSwitch 2の進化を感じられます。
本体の利便性向上


「Nintendo Switch 2」では本体自体にも工夫が凝らされ、使い勝手が向上しています。
- 本体の厚さはそのままで画面が拡大
本体の液晶ディスプレイは「7.9インチ」となり、本体の厚さはそのままで、従来のNintendo Switchと比較して画面サイズが約1.6倍(面積比)になりました。 - フリーストップ式の背面スタンド
本体背面のスタンドはフリーストップ式で最大150度まで開きます。自由な位置で止めることができるので、設置するテーブルの高さなどに応じて見やすい角度でプレイできます。 - 本体上部にUSB Type-C端子が追加
本体上部にも端子を追加したことで充電しながらゲームプレイが可能に。そのほかにも、別売りのUSBカメラを接続して「ビデオチャット」を楽しむこともできます。
「Switch2」と「Switch」の互換性


「Switch2」は、従来の「Switch」と高水準の互換性を実現しています。
具体的には以下の通りです。
- Nintendo Switch / Lite向けのソフトがそのまま使用可能
- セーブデータやユーザーアカウントを簡単に移行可能
- Joy-ConやProコントローラー、amiiboにも対応
- Nintendo Switch Onlineにも完全対応
単にゲームソフトの互換性だけでなく、データやコントローラーの互換性もあるので、現在「Switch」を持っている人でも安心です。
一部のLabo、VRゴーグルなど特殊な周辺機器は非対応の場合がありますのでご注意ください。
「Switch2」を早く購入した方が良い人


「Switch2」を買うか悩んでいる方に、どんな人が「Switch2」がおすすめなのか、そしてどんな人が「Switch2」を早めに購入した方が良いかをを解説していきます。
「Switch2」を早く購入した方が良い人
「Switch2」がおすすめの人は以下の通りです。
- 最新グラフィックや快適なゲーム体験を求める人
- 早く最新の「Switch2」のゲームを体験したい人
- GameChatや配信などオンライン機能を活用したい人
- 従来の「Switch」を持っていない人
「Switch2」の購入を待っても良い人
逆に、「Switch2」の購入はもう少し待っても良い人は以下の通りです。
- 「Switch」すでに持っていて、特に不満はない人
- 現時点で「Switch2」専用ソフトに興味がない人
このように、どちらに当てはまるかで判断しましょう。
「Switch2」と「Switch」の違いまとめ
最後に要点をまとめます。
- ディスプレイと画質の向上
- CPU・GPU性能の大幅強化とリフレッシュレートの向上
- ストレージ容量と拡張性の向上
- Joy-Conの改良と新機能の搭載
- TVモードでの4K出力対応とドックの進化
- 新機能「ゲームチャット」と内蔵マイクの搭載
- バッテリー性能と携帯性の進化
- 発熱・ファン音の最適化と静音性向上
- 本体の利便性向上
いかがでしたでしょうか。
「Switch2」は、グラフィック、操作性、処理性能、拡張性、ソフト互換性のすべてにおいて初代Switchを凌駕する存在です。
「Switch」の魅力である「据え置きと携帯のハイブリッド性」を継承しながら、より高性能で未来を見据えたゲーム体験を提供する「Switch2」。
ゲームを深く楽しみたい人は早めに体験しましょう!