
2025年11月21日、「PlayStation5 デジタル・エディション 日本語専用」が発売されました。
このモデルの登場により、選択肢の幅だけでなくモデル間の優位性が大きく変わったと言えます。
本記事では、モデル間の優位性に変革をもたらした「デジタル・エディション(日本語専用)」について、その仕様や従来のモデルとの決定的な違いを詳しく解説します。
その上で、「デジタル・エディション(日本語専用)」は買う価値があるのか?を検証していきます。
本機を買うか悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
- PS5 日本語専用モデルと従来機の違いは何?
- PS5 日本語専用モデルは買う価値ある?
- 今PS5を買うならどのモデルが良いの?
PS5 日本語専用モデルの概要
2025年11月12日にソニー・インタラクティブエンタテインメントが発表した「PS5 デジタル・エディション(日本語専用)」は日本国内のユーザーを強く意識した戦略的なモデルです。
その最大の特徴は本体価格の安さにあります。
機能や性能を日本国内での使用に限定することで、従来のデジタル・エディション(72,980円)よりも大幅に価格を抑え、55,000円(税込)という魅力的な価格を実現しています。
また、海外での利用可能性を意図的に狭めることで、転売対策の機能を持たせ、日本のユーザーに定価で販売が行き渡るようにする狙いもあります。
PS5 日本語専用モデルと従来機のスペック比較
日本語専用モデルの型番はCFI-2200B01で、2025年11月21日に発売されました。
ここでは従来の「デジタル・エディション」と「デジタル・エディション(日本語専用)」を比較していきましょう。
参考としてディスクドライブ搭載の「通常版」も併記しておきますので、その違いを確認してみてください。
※異なる部分については、赤字で記載しています。
| デジタル・エディション(日本語専用) | デジタル・エディション | 【参考】通常版 | |
|---|---|---|---|
| CPU | x86-64-AMD Ryzen “Zen 2” 8コア16スレッド 周波数:最大3.5GHzまで可変 | x86-64-AMD Ryzen “Zen 2” 8コア16スレッド 周波数:最大3.5GHzまで可変 | x86-64-AMD Ryzen “Zen 2” 8コア16スレッド 周波数:最大3.5GHzまで可変 |
| GPU | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine レイトレーシング アクセラレーション 周波数:最大 2.23GHzまで可変(10.3 TFLOPS) | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine レイトレーシング アクセラレーション 周波数:最大 2.23GHzまで可変(10.3 TFLOPS) | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine レイトレーシング アクセラレーション 周波数:最大 2.23GHzまで可変(10.3 TFLOPS) |
| メモリ | GDDR6 16GB | GDDR6 16GB | GDDR6 16GB |
| ストレージ | 825GB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD |
| 光学ドライブ | なし | なし | Ultra HD Blu-Rayドライブ |
| 入出力(前面) | ・USB Type-C(SuperSpeed USB 10Gbps) ・USB Type-C(Hi-Speed USB) | ・USB Type-C(SuperSpeed USB 10Gbps) ・USB Type-C(Hi-Speed USB) | ・USB Type-C(SuperSpeed USB 10Gbps) ・USB Type-C(Hi-Speed USB) |
| 最大映像出力 | 4K/120Hz・8K/60Hz(HDMI 2.1) | 4K/120Hz・8K/60Hz(HDMI 2.1) | 4K/120Hz・8K/60Hz(HDMI 2.1) |
| 本体サイズ | 幅358×高さ80×奥行216(mm) | 幅358×高さ80×奥行216(mm) | 幅358×高さ96×奥行216(mm) |
| 重量 | 約2.6kg | 約2.6kg | 約3.2kg |
| 最大消費電力 | 340W | 340W | 350W |
| PS4との互換性 | あり | あり | あり |
| 利用可能地域 | 日本のみ | 全世界 | 全世界 |
| 対応言語 | 日本語のみ | 多言語対応 | 多言語対応 |
| 定価 | 55,000円(税込) | 72,980円(税込) | 79,980円(税込) |
日本語専用と従来のデジタル・エディションにおける主な違いは、以下の通りです。
- 価格
- 対応言語
- 利用可能地域
- ストレージ容量
次の項では、これらの違いの詳細、そしてそれがどのような影響をもたらすのかを詳しく解説していきます。
PS5 日本語専用モデルと従来モデルの決定的な違い
先の項で解説しました通り、主な違いは以下の4つになります。
- 価格
- 対応言語
- 利用可能地域
- ストレージ容量
これらについて、実際にはどれくらい影響するのかを詳しく解説していきます。
価格の違い
従来の「デジタル・エディション」は72,980円、「日本語専用モデル」は55,000円と、約1万8千円の差があります。
これは、この後に解説する言語や対応エリア、ストレージに対して大きな影響がない方にとっては大きなメリットとなります。
また、日本語専用モデルの発売により、「通常版」との価格差が2万5千円まで拡大したので、外付けディスクドライブ(約1万5千円)を後から購入しても「日本語専用モデル」の方がお得になりました。
このため、今PS5を買うのであれば「デジタル・エディション(日本語専用)」が最もおすすめと言えます。
対応言語の違い
従来のPS5は、多言語に対応しており、最初から英語やその他の言語を選択できました。
しかし、この日本語専用モデルは、その名の通り、本体言語が日本語に固定されており、他の言語には切り替えられません。
具体的には以下の通りです。
- 制限内容
本体のシステムメニューや表示言語は、常に日本語のみとなります。 - ゲーム内言語
ソフト側の仕様にもよりますが、本体言語を参照してゲーム内の言語が自動で決定されるタイトルであった場合、日本語以外でのプレイが困難になる可能性があります。
基本的に、日本国内のプレイヤーには影響がないため、本記事を読む大半の方にとってはデメリットとは言えないでしょう。
利用可能地域の違い
最も重要な制限は、アカウントの地域ロックです。
日本語専用モデルは、「国/地域」を「日本」に設定しているPlayStationのアカウントでのみ利用可能です。
たとえば、以下のような影響があります。
- 利用不可
海外のアカウントで購入したダウンロード版ソフトは、この本体ではプレイできません。 - データ移行の問題
海外アカウントに紐付くデータの転送やバックアップからの復元もできません。
こちらも、日本国内のプレイヤーにとってはほとんど影響はありません。
しかし、過去に仕事や学業、旅行等で海外滞在中にアカウントを作成し、そこでゲームを購入していたユーザーにとっては注意が必要です。
ストレージ容量の違い
前述の通り、日本語専用モデルは825GBの容量です。
これは従来のモデルの1TBから部分的に縮小されていますが、PS5の肝である圧倒的な性能(超高速SSDによるロード時間短縮など)は変わっていません。
結局のところ、容量不足は外付けストレージや内蔵SSDの増設で対応が可能です。
そのため、価格の安さという大きなメリットがあることから、この容量の違いはあまり大きなデメリットではないと言えるでしょう。
国内でPS5を買うのであれば日本語専用モデルの一択
ここまで日本語専用モデルの違いやメリット・デメリットを解説してきました。
これまで見てきた通り、日本国内のプレイヤーにとってはほとんど大きなデメリットがなく、日本語専用モデルを基本的には買うべきでしょう。
また、ディスクドライブ搭載の「通常版」との価格差が2万5千円あり、外付けディスクドライブ(約1万5千円)を後から購入しても「日本語専用モデル」の方がお得です。
このため、超ハイスペックのProを除いて他のモデルを購入する意味はあまりなく、今国内でPS5を買うのであれば「デジタル・エディション(日本語専用)」の一択と言えます。
PS5 日本語専用モデルを安く買う方法
日本語専用モデルに限らず、PS5を安く購入するためには、主に以下の方法があります。
- 最安値の販売店で購入する
- ポイント還元率の高い販売店で購入する
- セール・キャンペーンを活用する
- 中古品を購入する
- フリマアプリで購入する
結論から言うと、中古品とフリマアプリでの購入はリスクが高いため、おすすめできません。
さらに、実店舗やネット通販において価格差はほとんどなく、値引きキャンペーンの対象になることは基本的にはありません。
そのため、「ポイント還元率が高い」という点が最も重要な要素になります。
このような観点から最もおすすめの購入先が「楽天市場(楽天ブックス)」です。
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可能な限りポイント還元率を高め、よりお得にPS5を手に入れましょう!
販売店ごとの価格やポイント還元率については以下の記事で詳しく調査・解説していますので、興味のある方は参考にしてください。
また、以下の記事ではPS5を購入する際に必須ともいえる周辺機器について紹介していますので、あわせて確認してください。
【まとめ】PS5の日本語専用モデルは買うべきか
最後に要点をまとめます。
- 日本語専用モデルの主な違いは「価格」「対応言語」「利用可能地域」「ストレージ容量」
- 日本国内のプレイヤーにとっては大きなデメリットはない
- 過去に海外でアカウント作成した方だけは注意が必要
- ディスクドライブ搭載の「通常版」と比較しても「日本語専用モデル」の方がおすすめ
- 今、日本国内でPS5を買うなら「日本語専用モデル」の一択といえる
何度もPS5値上がりが続き、普通のゲームプレイヤーには手が届きづらくなってしまっていたPS5。
その中でも、今回の「日本語専用モデル」はかなり価値があるといえます。
PS5の高スペックによる快適かつ新感覚のゲーム体験は唯一無二であり、ぜひ未体験の方には体験していただきたいと思います。
この機会に、よりゲームの世界を、そして自分自身の人生の可能性を広げていきましょう!
























